屋根の点検・修繕時期はいつ頃来るの?
屋根材の代表選手をご紹介いたします!
スレート系(点検目安7~9年毎)
スレート系(点検目安7~9年毎)
代表的な屋根のひとつで、石質(セメントなどで混ぜて作る)の薄い板状で、色々な色が選べる代表的な屋根材です。
劣化すると表面の割れや反り、屋根面の下地の腐食などが発生します。その為、釘の浮きなどが発生して隙間ができ、そこから雨水が浸入します。
10年以上経過すると汚れやコケが付き、色あせも目立って来ます。
表面だけでなく、内部に腐食がないか点検を依頼しましょう。
粘土系の和瓦(点検目安20〜30年)
寿命が長くて色落ちがほとんどないのが粘土瓦(和瓦)です。
素焼きと釉薬で表面をコーティングしたものがあります。
汚れがある場合は洗う、破損があっても部分的な交換を行うなどで対応が可能です。
稀に、接合部のしっくいが崩れていることがあるので内側の確認も必要。
金属系(ガルバリウムなど)(点検目安7~9年毎)
金属板として、銅板が古くから使われていましたが、理由としては銅のサビである緑青(ろくしょう)が表面について緑色になれば、それ以後劣化が進みにくく長く使えることが理由です。
ですが、現代の主流はガルバリウム鋼板(合金)です。サビにくいことから人気があります。
無論、遮音性が無い、断熱性が無いなどのデメリットはありますが、安さと見た目で選ばれています。
寿命が長くて色落ちがほとんどないのが粘土瓦(和瓦)です。
前述したように、遮音性や断熱性能は弱いのですが、様々な色に対応し、価格の安さから多く選ばれています。
防音材、断熱材などを一緒に施工して欠点を補うようにしましょう。
昔は屋根も壁もトタンと言う家があり、私も住んでいましたが「夏は外より暑い」「冬は外と変わらない」と言う厳しい生活環境でした。(ガス水道なし3畳間でしたが10年住みました)
アスファルトシングル(点検目安10年)
不燃布(ふねんふ)やグラスファイバー基盤にアスファルトをコーティングして表面の保護を行い、その上に傷にならないように細かい石粒や砂を乗せてアクリル樹脂などで固定させた屋根仕上げ材です。
アメリカの住宅の実に80%程度がアスファルトシングル(グラスファイバーシングル)となっています。
耐久年数は20〜30年ほどで、風に弱い特性があります。
シート常の素材なので、風に吹かれてめくれてしまうことがあります。断熱性も低いと言う特性があります。
また、素材のほとんどは輸入品で、日本で対応できる職人が少なめのようです。
薄いシートを下から順番に重ねて施工されているので、雨が侵入しないようになっていますが、浮き上がり始めると風や毛細管現象で水が侵入してきて下地を痛めますし、アスファルトシングル自体の劣化が進んで行きます。
見た目を自分の好みに自由自在にデザインできるのがアスファルトシングルです。
しかも、施工できる職人がいればアスファルトシングルは安く施工できるデザイン性に富んだ屋根材です。
屋根材によって点検・修繕時期それぞれ違います
普段は頭上高くにあり、気にすることも無い屋根ですが、この機会に屋根材を確認して点検時期が来ていないか調べてみてください。
病気のガンと一緒で早期に発見すれば修理期間も費用も少なく済みます。
逆に、発見が遅れれば長期間の修理と費用が必要になってきます。
街の屋根やさん埼玉上尾店は点検無料ですからお気軽にご連絡ください。
お客様と訪問日を打ち合わせて、屋根に登って丁寧に確認させて頂きます。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!