①「雨樋の中に落ち葉・ゴミ・土が溜まっている様子が見受けられる」
雨樋の形状から土やゴミや落ち葉などが溜まりやすく、溜まっていますと雨水の勾配不良を起こしてしまいます。
写真のように横樋も溜まりやすいですが、一番は縦樋(集水器など)が溜まりやすいです…。
ここが詰まると雨水の排水が出来なくなり歪みの原因に繋がってしまうのです。
②「雨が降った際、雨樋の雨音がボタッボタという異音が混じっているように感じる」
雨樋は屋根を取り囲むように取り付けてあります。よく雨樋と雨樋の繋ぎ目部分が割れていたり、隙間が出来たりした状態で雨が降ると水漏れを起こしボタッという異音が鳴ったりします。
③「雨樋を取り付けたのがいつか分からない」
一般的に雨樋は20年~25年くらいが寿命と言われています。
見た目や機能性に問題が無いように見えても、実は劣化が進んでいるのがほとんどです。
365日外でお家を守ってくれているわけですので、それが20年以上も頑張ってくれていると劣化は当然してしまいますよね…。
④「雨樋を固定している金具(釘など)がサビや浮きなどが起こっている」
雨樋を固定している金具の事をよく”樋受け”(というけ)などと呼ばれるのですが、この樋受けがサビたり浮いたりすると雨樋の傾斜がひどくなり雨水の流れが悪くなってしまいます。また樋受けから雨樋が外れて落下する危険性もあります。
金具が不安定になり、部分的な補修は改善が難しいですので少しでも(樋受けが劣化しているな…)と感じたらすぐに専門業者に見てもらうようにしましょう。
⑤「少し変形、歪みが起こっているように見える」
実は雨樋は元々、雨水が流れやすくなるように傾斜が元々付けられております。
ですが、この傾斜に狂いが生じるとスムーズに雨水が流れなくなったり意図しない場所から雨水が溢れたりなどが起こります。また一番多いのが歪みに気づかずそのままだと、台風やゲリラ豪雨など悪天候の際に思いっきり破損してしまい事故やケガに繋がり兼ねないことも起こってしまいます。