こんにちは。街の屋根やさん埼玉上尾です。本日は上尾市にお住いのお客様から、ご自宅のセキスイかわらUの劣化の状態を見てもらいたいというご相談をお受けし、調査に行ってまいりました。
調査の様子をご紹介する前にセキスイかわらUについて少し記事を書かせて頂きます。

セキスイかわらUってどんな屋根材？

セキスイかわらUは本物の粘土瓦ではなく、厚型のスレート（セメント瓦）で屋根リフォーム用に作られた屋根材で1970年から2007年まで発売されていたロングセラー商品です。
本物の瓦のような形も人気だったようです。

ですが屋根材に含まれるアスベスト問題が起こり、セキスイ化学工業は1990年8月には他社に先駆けてノンアスベストの「セキスイかわらU」を発売しました。
ノンアスベストに切り替える時期に他社も試行錯誤してノンアスベスト商品を開発したのですが、セキスイかわらU以外にも問題の多い屋根材は存在しています。

その他、問題の多い屋根
・ニチハ・パミール
・ケイミュー・コロニアルNEO
・ケイミュー・グリシェイドNEO
・松下電工・レサス・シルバス

ノンアスベストに切り替わった1990年8月以降に発売されたセキスイかわらUがとても弱く、様々な劣化が起こり問題となっています。

ノンアスベストのセキスイかわらUの問題点

調査の様子

今回調査のご依頼をいただきましたお客様のセキスイかわらUの屋根の状態です。こちらのお客様のお住まいは築４８年、２２年前にセキスイかわらUでの屋根リフォームを行われたとのこと、ノンアスベストの物が使われています。かなり劣化が進んでいる様子でしたので、職人さんが注意深く屋根に上り調査をさせていただきました。
上の症例写真のように、全体にひび割れや屋根材自体の崩れが発生してしまった状態です。

屋根材自体の崩れのアップの様子です。

現在の状態から判断しお客様に状況をご説明させていただいた上で、現在の瓦を全て外し、金属屋根（ガルバリウム）の屋根への葺き替え工事をご提案させていただきました。金属屋根は軽いので建物に負担が掛からず地震にも強いです。高耐久性があります。
また、アスベスト使用の瓦屋根の場合廃棄量がお高くなってしまいますが、ノンアスベストの屋根材の場合はそういった心配もございません。
今の状態を放置してしまうと雨漏りなどにより建物を傷めてしまいますのでできるだけ早目のメンテナンスをおすすめいたしました。
金属屋根のメンテナンスに関しましては弊社HPで詳しく説明させていただいておりますのでぜひこちらも↓合わせてご覧下さい。
金属屋根（ガルバリウム）のチェックポイントとメンテナンス方法

またこちら↓のページではアスベストとノンアスベスト別のリフォーム方法なども掲載しておりますのでぜひご覧下さい。
屋根がセキスイかわらUで適切なリフォームが分からない方へ

本日はノンアスベストのセキスイかわらUの劣化についてのご紹介をさせていただきました。
街の屋根やさん埼玉上尾店では、お客様のお悩みの解決のためのお役に立てますよう日々努力してまいります。
大きなお悩み、小さなお悩み、どのようなことでもお気軽にご相談ください。お電話お待ちしております♪