伊奈町で屋根調査を実施！庭に屋根の破片が落ちている？？

✦伊奈町のみなさまこんにちは　街の屋根やさん上尾店です✦

今回の現場ブログは・・伊奈町で実施した「屋根調査」の様子をお届けいたします。

「庭に屋根の破片のようなものが落ちていた」とのお問い合わせをいただきました。

お話を伺うと、お住まいは築25年以上で、これまで屋根のメンテナンスは一度もされていなかったそうです。
「屋根のことはまったく分からないので、一度きちんと調査をしてほしい」とのご依頼でした。

屋根調査の様子と共に、スレート屋根の特徴や劣化のリスク、そして定期的な点検・調査の重要性について、分かりやすくお伝えします。

スレート屋根とは？見た目はきれいでも防水力が落ちていることも

ご依頼のお宅に使われていたのは「スレート屋根」。
多くの戸建て住宅で採用されている一般的な屋根材で、「カラーベスト」や「コロニアル」とも呼ばれます。

スレート屋根はセメントを主成分とした薄い板状の屋根材で、軽量で地震にも強く、コスト面でも優れているため広く普及しています。
デザイン性も高く、住宅街でもよく見かけるタイプです。

しかし、このスレート屋根には重要な特徴があります。それは「屋根材そのものは防水機能を持たず、表面の塗装によって防水性を保っている」という点です。

つまり、塗装が劣化して剥がれてしまうと、屋根材が直接雨風にさらされてしまい、劣化が急速に進んでしまうのです。
10年に一度は、塗装によるメンテナンスを推奨しております。

また、スレート屋根の耐用年数は、20年～25年程度と覚えておきましょう。

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実際に屋根の調査を行ってみると、以下のような状態が確認できました。

今回のように、屋根の破片が庭に落ちているというのは、すでに劣化がかなり進んでいる状態といえます。
破損した部分から雨水が屋根材の内部に浸み込むと、屋根下地の木材の腐食や、室内への雨漏りにもつながる恐れがあります。

雨漏りが発生すれば、修繕範囲は屋根だけにとどまらず、内装や構造部分にまで及ぶことになり、結果として費用も大きくかかってしまいます。

屋根は普段目に入りづらい場所にあるため、「まだ大丈夫」「何も起きていないから問題ない」と思いがちです。

しかし実際には、劣化は静かに、そして確実に進んでいきます。

特に築20年以上が経過しているお住まいで、これまで屋根の点検や塗装などのメンテナンスを行っていない場合は、早めの調査がとても重要です。

なぜなら、以下のような理由からです。

被害が小さいうちに対処できる
塗装の剥がれや小さなヒビ割れなど、早期であれば補修や再塗装だけで済むケースが多く、費用も抑えられます。
雨漏りなどの深刻な被害を防げる
劣化が進むと、内部に雨水が入り込み、柱や梁など構造材にまでダメージが広がることも。そうなる前に発見・対処することが家を守るカギです。