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施工事例
上尾市でスレート屋根の修理（カバー工法）！「コロニアルNEO」から「スーパーガルテクト」へ！

工事のきっかけ

依頼主様より、お家の点検がしたいということでご相談いただきました！必要であれば修理をしたいということでしたが、屋根が塗装や補修のできない屋根だったので屋根カバー工法を提案し、施工させていただきました！！

上尾市屋根カバー工事,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根カバー工事,屋根材(金属)

施工期間: 21日間

使用材料: アイジー工業　スーパーガルテクト

築年数: 22年

保証年数: 25年

工事費用: 1,300,000円

上尾市にて「スーパーガルテクト」へ屋根カバー工法　

上尾市の皆様こんにちは♪
街の屋根やさん上尾店です(*'ω'*)！

今回は、お家のメンテナンスをきっかけに屋根カバー工法をさせていただいた様子をお届けします！

カバー工法とは現在の屋根をそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて覆う工事の事を言います！

屋根が二重になるので別名「重ね葺き」とも呼ばれています(^▽^)

本来ならばそんな大きい工事ではなく塗装では？と思う方も多いと思います。

なぜなのか、担当者が実際にお伺いした点検時にどういった状態だったか説明していきたいと思います！

関連記事：屋根カバー工法のメリット！

無料点検での屋根の様子

街の屋根やさんの無料点検は、主に「ドローン」や「高所カメラ」を使い調査させていただきます。

角度や建物の構造上、撮影できない場合もあるのでその時は屋根に上らせていただく場合もあります(-_-;)

近づいて屋根を見てみます。

あちこちで屋根材の欠けがおきています。
よく見るとドローンで撮影した写真も欠けている部分が分かります。

続いて棟板金（むねばんきん）を見ていきます。
棟は、屋根の面と面の間をつなぐ辺の部分にあたる場所です。
棟部分では面と面の境目なので屋根材と屋根材の間に必ず隙間ができてしまうのでその隙間をカバーして雨漏りを防ぎ、屋根材を固定する為に棟板金が取り付けられています。
その棟板金を固定している釘が目に見えるくらいに飛び出てしまっていてこのままでは雨漏りの危険や棟板金が飛ばされるなどの危険があります。

問題のある屋根材

そしてなぜご提案が「屋根カバー工法」になったかは、使っている屋根材が「コロニアルNEO」という問題のある屋根材だったからです。

「コロニアルNEO」は2001年から2008年の間にクボタ（現在：ケイミュー）という会社から販売されていました。

なぜ、塗装ができないのかというと、補修をしてもひび割れ・欠けが増え拡大していってしまう為塗装しても改善できない屋根材なのです。

なぜ、このような屋根材ができてしまったのかというと、この時期はアスベストの使用が法律で禁止された時期に該当する為、各メーカーはアスベストを使わないノンアスベストの屋根材を開発しました。
ですが、アスベストに代わる素材で試行錯誤をして販売した結果、問題を抱えた屋根材が多く誕生してしまい、その中で販売された中の一つが今回の「コロニアルNEO」です。

他にも塗装ができない代表的な屋根は
・松下電工（現：パナソニック）「レサス」
・ニチハ株式会社「パミール」
・積水屋根システム株式会社「かわらU」
というものがあり、中でも「パミール」についてはよくご相談をいただきます(-_-;)

関連記事：コロニアルNEO（ノンアスベスト屋根材）の最適なメンテナンス方法

屋根カバー工法施工開始！

依頼主様にカバー工法を提案し施工する運びとなりました(`･ω･´)

屋根の工事なので足場を設置させていただきます。

それでは工事の様子を見ていきましょう！

撤去作業

棟板金

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を載せるんじゃないの？
という疑問を持つ方がいるかと思いますが、既存の屋根は使いますが平らではないのです。
屋根を固定する為であったり、雪を止める為の道具であったり付属物がついておりその上に屋根を重ねてしまうとガタガタしてしまい、正常に設置できません。

なので付属物を撤去し整えた状態で新しい屋根を載せていきます。

まずは、屋根を固定していた棟板金から撤去していきます。
こちらは大棟（おおむね）の棟板金をはずした状態です。棟板金を外すと貫板（ぬきいた）といって屋根を板金等につなげる役目がある木材がでてきます。
釘が抜けていたこともあり貫板も変色し腐食してしまっていました。

貫板も撤去しその下には防水紙が敷かれていますが、こちらも変色していました。
防水紙の耐用年数は約10年です。
それを超えると経年劣化により穴が開き雨漏りしてしまう可能性があります。

ただ、棟板金を撤去して分かったのが通常ならば屋根材の下にルーフィングを敷いてあるのですが、写真を見ていただくと分かるのですが屋根材の上にルーフィングが敷いてありました。
これは通常の施工ではありえないことです・・・。

雪止め

続いて雪止め金具も撤去していきます。
雪止め金具は積もった雪の落下を防ぐ為の部材で、雨樋（あまどい）や通行人、隣家への被害を防ぐという役割があります。

左側はサンダーという道具です。
雪止め金具を撤去する為に使います。

既存の屋根材を気づつけないように雪止め金具の屋根材の先端部分に切れ目を入れ取っていきます。

右側が雪止め金具の撤去後です。
色が変わっている所が元々雪止め金具のついていた場所です。

関連記事：落雪被害を防ぐ雪止め

全撤去

こちらが、棟板金や雪止め金具を全部撤去した屋根です。
これで凹凸がなくなりましたね(;´∀｀)

では、ここから新しい屋根を載せていきます！！！(`・ω・´)

新しい屋根材を重ねていきます！！

ルーフィング

新しい屋根材を載せる前に、ルーフィングといって防水紙を敷設します。
使用したのは
田島　TADIS self
というアスファルトルーフィングです。

これは粘着式ルーフィングといってルーフィングの裏側がシール状になっているルーフィングです。
ノンアスベストのスレート屋根は割れやすいので釘やタッカーを用いて張ってしまうと、屋根を痛めてしまうのです。

先ほど問題のある屋根材として紹介した「パミール」や今回の「コロニアルNEO」は必ず粘着式を使います。

全面にルーフィングを張り終えました！！

下から上に隙間なく張ったので雨漏りの心配がなくなります！

屋根材だけでは雨水を完全に防ぐことは難しいのでルーフィングは重要な役割があるんですよ( ｀ー´)ノ

スーパーガルテクト

ルーフィングをして防水対策をしたので、新しい屋根材を設置していきます。
新しい屋根材は
アイジー工業のスーパーガルテクト
です！

スーパーガルテクトは、耐久性の高いガルバリウム鋼板の3倍を超える耐久性をもつSGL鋼板が使われています。
錆びにくい金属を使うことで耐久性があり、アルミ・亜鉛・マグネシウムの成分がベースの鋼板なので強力にガードしてくれます。

一般的なガルバリウムよりも厚みがあり、丈夫で長持ちするということでメーカーからも15年再塗装の心配はないと保証されております(*^▽^*)

雪止め

続いて、雪止めを設置していきます。
雪止めは比較的屋根の下の方に設置しています。
なので屋根は下から順番に葺いていくのでその過程で雪止めを設置していきます。
屋根材の間に入るように既存の屋根に留めてその上に新しい屋根材を重ねていきます。

貫板

屋根材を上まで取り付けたら、今度は貫板を設置していきます。
既存の屋根についていた貫板は木製の物でしたが、新しい貫板はプラスチック樹脂製の物を使います。
プラスチック樹脂製の貫板は木製と比べて腐食しにくい特徴があります！！

棟板金

貫板を設置したら今度は棟板金です。
先ほどの貫板の上にかぶせるように設置していきます。

既存の屋根は釘で止まっていましたが、棟板金は屋根の一番高い位置にあるので台風等の強風や突風などの風圧を釘だけで耐えています。
そして、鉄の釘は水に触れるとサビが発生する性質をもっているので、雨に打たれるとサビが発生しサビた釘が次第に膨脹して釘穴を広げてしまうのです。

なので、錆びにくいステンレス製のパッキンビスを使い棟板金を設置しました。

関連記事：棟板金の交換・修理ガイドも豊富にご紹介

コーキング

最後に、板金と板金の間から雨水が浸入してこないようにコーキング処理を行います！
左の写真のように周辺をテープで養生した後コーキングを充填していきます。
その後表面を整えテープを外します。

他の場所も同様に行い、コーキングが固まったら工事完了になります！

まとめ

今回の「コロニアルNEO」から「スーパーガルテクト」のカバー工法はいかがでしたでしょうか( *´艸｀)？

お客様がメンテナンスを定期的に行う方でしたので雨漏りや棟板金に異常が起きる前に対処できてよかったです！！

「コロニアルNEO」や「パミール」のお家にお住まいのお客様が現在になって異常がでてしまいご相談件数も多くなっています。
築20~25年のお客様は要注意です！

不安に感じた方や、気になる方はぜひ街の屋根やさんにお問合せください(*^-^*)
無料点検をさせていただきます！

また、お家のことで気になる場所や見て欲しい場所がありましたら調査させていただきますのでお気軽にご相談くださいね！(*'ω'*)

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