・トタン屋根（瓦棒風／金属屋根）に錆や腐食・穴あき

・雨水の侵入が疑われる部分の下地（野地板・防水紙）の傷み

・屋根の傾斜や勾配、排水性不足による水の滞留

・天井裏／軒天に雨染みが確認され、雨水が屋根下に回っている可能性

これらが複合して、「屋根の一部から雨水が浸入 → 屋根材下を伝って天井へ」という流れが発生していました。

・全面葺き替え（トータルリフォーム）：確実性は高いがコスト大
・屋根カバー工法：既存の屋根の上に重ね張りできる場合は有効
・部分葺き替え（補修＋交換）：雨漏り部位を中心に補修する、コストを抑える選択肢

今回の現地状況では、損傷個所が限定的であったため、部分葺き替え（部分補修）をご提案。
そのうえで、立平葺きトタン屋根方式で修理を進める方針としました。

立平葺き屋根の特徴・メリット

・トタン屋根を縦方向に長尺で葺いていく工法（継ぎ目を立ち上げる構造）

・継ぎ目部分が立ち上がっているため水の侵入を抑えやすく、雨漏りに強い構造とされる 

・程よい軽さで地震への負荷も軽減できる 

・シンプルな形状の屋根に特に適している

・メンテナンス性が比較的良い

注意点・デメリット

・屋根形状が複雑だと施工が難しくなりコストがかかる

・錆や腐食に対するケアが重要

③ 新しい屋根材を設置
防水処理を終えた部分に、新しい立平葺きトタン屋根材を取り付け。
既存の屋根とのつなぎ目は、雨が入らないよう板金とシーリングで丁寧に処理します。

④ 最終チェックと仕上げ
雨漏りが完全に止まっているかどうかを確認し、細かな仕上げや掃除をして完了！
お客様にも確認していただき、安心して暮らせる状態になりました✨