桶川市で瓦工事！セメント瓦葺き直し＆棟積み直し！瓦を再利用するエコな工法！！
2024.02.19
セメント瓦葺き直し＆棟積み直し！エコロジーな屋根工事！ 🌸桶川市のみなさまこんにちは 街の屋根やさん上尾店です🌸 今回の現場ブログは・・セメント瓦のお宅から雨漏り被害発生😫無料点検・調査を様子から、雨漏りのお悩みを解決するために行った「瓦葺き直し＆棟積み直し」をお届けいたします🏠…
上尾市で傷んでいた漆喰やずれていた棟を取り直して修繕しました！雨漏りの不安を解消
お客様より、棟瓦のメンテナンスについてご相談いただきました。実は、屋根修理の訪問業者に「屋根がズレている」と指摘されたとのことです。無料調査にて、棟瓦の脱落やズレ、および漆喰の脱落が見つかったため、棟瓦の取り直しを提案し、ご注文いただきました。
上尾市 棟瓦取り直し,漆喰詰め直し,屋根材(瓦)
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 棟瓦取り直し,漆喰詰め直し,屋根材(瓦)
- 施工期間
- 7日間
- 使用材料
- 南蛮漆喰
- 築年数
- 33年
- 工事費用
- 400,000円
こちらが、ご連絡いただいた瓦屋根です。お客様は、屋根修理の訪問業者に「屋根瓦がズレている」と指摘され、はじめて棟の傷みにお気づきになりました。
訪問業者の中には、高額な修繕費用を請求するような悪徳業者もいるようです。トラブル防止のため、その場で契約するのではなく、必ず別の会社に一度相談しましょう。
訪問業者については、こちらの記事をご覧ください^^
屋根を調査すると、確かに訪問業者の指摘のとおり、棟の熨斗瓦（のしがわら）や冠瓦（かんむりかわら）の脱落が見つかりました><
他の部分を調べると、棟瓦を固定する銅線の切れはなかったものの、全体的に熨斗瓦がズレており、漆喰の脱落も確認しました(//∇//)
棟は雨水を左右に受け流す役目があり、棟瓦のズレや脱落といった傷みを放置しておくと、雨漏りにつながる恐れがあります。
また、地震時に落下してきて被害を受けることも・・・
このため、棟の定期的なメンテナンスは欠かせません。
棟のメンテナンスには、「漆喰詰め直し」と「棟瓦取り直し」があります。
棟瓦のズレや脱落のない軽微な劣化の場合は「漆喰詰め直し」を、今回のお住まいのように劣化が進行している場合は「棟瓦取り直し」を行います。
はじめに、既存の棟を取り壊して、いちばんてっぺんの冠瓦や熨斗瓦は再利用するため、取り置いておきます。
取り壊し時に発生した廃材は、丁寧にビニール袋に回収しました。土埃や大きな音を立てないように、お客様やご近所様に気遣うのも、大切な作業なんですよ〜
棟を取り除くと、屋根のてっぺんが剥き出しに・・・
こうやって見ると、棟が雨水の浸入を防いでいるのがよく分かりますね^^
つづいて、新しい棟瓦を積み直します。
何か白いものを土台にしていますね。
以前は、右側の写真のように、粘土質の葺き土（ふきつち）を土台として使用して漆喰で左右を固めていました。しかし、今では南蛮漆喰を用いているんです。
南蛮漆喰は、従来の葺き土や漆喰と比較して耐久性も防水性も高いんですよ〜٩( 'ω' )و
南蛮漆喰の土台の上に、1段目の熨斗瓦を乗せていきます。
鏝（こて）を駆使した土台づくり、そしてバランスよく熨斗瓦を載せるなど、まさに職人技のオンパレードです！
1段目を終えると、2段目、3段目と南蛮漆喰を挟みながら重ねていきます。
2段目以降の南蛮漆喰は黒いですね〜。土台部分は外から見えやすいため、瓦屋根の風合いを考慮して白色の南蛮漆喰を使用したんです。もちろん、汚れを目立たなくするために、土台に黒色をご希望する方もいらっしゃいますよ〜
最上段まで熨斗瓦を積み上げると、おしまいに冠瓦を載せます。
冠瓦を載せて、銅線で熨斗瓦と冠瓦を一体化して固定すると、棟瓦取り直し作業完了です♪
鬼瓦の首周りの隙間から雨水が入ってくるため、首周りに南蛮漆喰を詰めていきます。段違い棟のお尻部分もしっかり漆喰で蓋をします。
南蛮漆喰の白さもさることながら、鏝（こて）だけで生み出した曲線美が素晴らしいですね(๑>◡<๑)
取り合い（2階と外壁と屋根瓦の境目）にある漆喰も、経年により劣化するため、南蛮漆喰を詰め直ししました。
この部分も劣化を放置しておくと、熨斗瓦が外れて雨漏りにつながるので要注意ですよ〜
棟が新しく生まれ変わり、かつ漆喰の詰め直しも終えて、棟瓦の落下や雨漏りのリスクから解放されました。
もちろん、時間が経つと同じように傷むので、定期的にメンテナンスしてあげましょうね^^
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